デルタ航空とノースウェスト航空の合併を聞いて、NWとコードシェアしていたCO(マイエアライン♪)はどうするんだろう。と心配していたら、先週末 コンチネンタル航空とユナイテッド航空の「包括的業務提携」のニュースが飛び込んできた。
おおっ。ということはスターアライアンスへの乗り換えですか。 航空業界再編。 それも一昔前の、赤字に苦しんだ末に手をさしのべてもらう。というのではなく、生き残りをかけて体質強化のための提携・合併。 もちろんその根底には昨今の燃料費アップが大きく影を落としているわけで。 現在、燃料費のコストはなんと人件費のコストを上回り、フライト1本飛ばすにあたり、約6割のコストを占めているそう。 これは当然各航空会社のビジネスに大小様々な変化を強要し始めている。 たとえば US Airways : 先日空港ウォッチングの記事を書いた際に、ラスベガス・マッキャラン空港を利用する航空会社のTop 2だった US Airways がこのたび、マッキャランの発着本数を減らすことを決定。 現在の141便が約半分の74便となる。 また、7/9以降USの国内線利用にあたっては、受託手荷物(チェックインする荷物)1個目から$15のチャージがスタート。 そして今まで無料でサーブされていた飲み物も有料に。コーヒー・ソーダ・ジュース・ボトルウォーターがなんと、$2。 $5 だったアルコール類は$7となる! これは米国大手エアラインでは最初の試み。(つまり、このあと続々と各社が追随するってこと。) そして、調べてみたら先月からエコノミークラスの席のリクエストについて、 'Choice Seats program' なるものがスタートしており、これは現在のところWebチェックインに限り、前方から最初の数列の窓側&通路側の席をリクエストする際に$5のチャージを取られるもの。 これは順次、空港内カウンターでのチェックインの際にも適用されることになるそうで、 そのうち「最後尾のトイレの近くの席は安いです。バルクヘッドの席は高くなります。」なんてことになるのでしょうか?(笑) US Airwaysによれば、これらはすべて'pay-for-what-you-use'のコンセプトに基づくビジネスモデルの変化で、他にはフリークエントフライヤープログラムの特典変更や当然人員削減も含まれている。 もちろん、USに限ったことではなく、ここ数ヶ月各社で受託手荷物のチャージが上がったり、 1個目からチャージが始まったり、皆同様に利益の確保に必死。 こういったチャージはフリークエントフライヤープログラムのプレミアムメンバーは免除されたり、もちろんビジネスやファーストクラスの乗客は飲み物や食事が有料にはならないわけで、今後、航空会社による「お得意様」の囲い込みはますます激しくなり、安い料金を求めてあちらこちらの航空会社を使い分けているような人たちには「どんどんお金落としてもらいましょ。」ってスタンスになるのだと思います。いや、もうなってるか。
by sweetielv
| 2008-06-22 04:45
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