先週は国内の3つのエアラインが倒産した。 3/31 旅客便の運行を終了したAloha Airlines、続いて4/2にすべてのオペレーションを中止 したATA Airlilnes、そして4/4にはSkybus Airlinesも。 いずれもチャプター11(連邦倒産法に基づく倒産処理手続き)をファイルした理由は、燃料費高騰と経済の鈍化による影響としている。 ATA(Indianaベース:ミリタリーとFedexのチャーターフライトも飛ばしていた)、Skybus(Ohioベース)はそれぞれ格安運賃を売り物にしたエアラインだったが、ATAとAlohaの2社はハワイ・ラスベガス間の定期便を飛ばしていて、ハワイからのフライトの40%程度を占めていた。 AlohaはもともとはHawaiianとの2社体制で島嶼間のフライトを飛ばしていたのだけど、 2006年Mesa Air Groupによるgo!airlineがインターアイランドフライトを低価格で飛ばし始めてから3社の間で運賃競争が始まったっていうことらしい。Hawaiianは何とか生き残ったものの、Alohaは残念なことに持ちこたえることができなかったのだ。 go!は私がハワイを離れてから出てきたエアラインなので、利用したことはまだないのだけど、片道$29, $19なんてスゴイ運賃をひっさげて来たらしい。 (Aloha AirlineのCEO David A. Banmillersi氏はそのステートメントの中で、この破綻は不当競争によるものと明言している。) 定期便以外にも、ハワイからはチャーターフライトを使ってラスベガスへ入り、ダウンタウンのホテルに泊まるパッケージが売られていて、これがハワイの人には大人気だったのを覚えている。ギャンブル大好きなハワイアン達は安いパッケージを利用して、浮いたお金でラスベガスのギャンブルを思いっきり楽しむことができるのだ。ハワイにいた時、オフィスや知り合いのローカル達はかなり頻繁にこのパッケージを使ってラスベガスへ行っていたな。 [余談だけと:このパッケージを作って売っている会社はBoyd Gaming Corporation のファミリー企業なので、Boyd Gamingのカジノ(ダウンタウンのCaliforniaやMain Street Station、Fremontなど)と提携して格安パッケージが出来上がるという仕組み。] で、ハワイから年間50万人以上がラスベガスを訪れている中、このチャーターフライトでの訪問者は70000人以上なのだそうだ! ハワイの日刊紙Honolulu Advertiser紙によれば、今回の2社の破綻によりこれらのチャーターフライトに影響が出ることはないと見られているものの、Hawaiianのスケジュールフライトは席が取りにくくなるうえ運賃アップの可能性もあると考えられている。ということは、Boydのカジノも必然的にゲストが減るというわけで。 これに対してこちらラスベガスの日刊紙Review-Jounal紙は、Boyd GamingのスポークスマンRob Stillwell氏の「今回のことで影響がでるとは考えていない。」というコメントを載せている。 ATAとAlohaの破綻は、ハワイから2800マイル離れたここラスベガスにも少なからず影響を及ぼすことになるのだろうか。 Alohaはハワイ時代の思い出がつまった大好きなエアラインなので、手元に形として残して置けるようにこんなの買ってみました。 My Dear Aloha Forever.
by sweetielv
| 2008-04-04 16:27
| Love Hawaii*
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